2017年6月14日水曜日

コンサート作り ~宣伝編~

「コンサートやりまーす!」

と言っても、それには色々と必要で大変なことがたくさんあります。
その一つが、お客さん集め。
これ、とっても大切です。

どんなに良い内容で、どんなに良い演奏で、どんなに素敵なコンサートでも
聴きに来ててくださる方がいなければ成立しません。

私たちも初めは、どんな風に宣伝したら良いのか、手探りでした。

まずは宣伝には欠かせないフライヤーの作成。
デザイン、キャッチコピー、印刷部数、配布ルートなどなど・・・
考えなくてはいけないことが山ほどあります。
しかし!
そこは鎌倉楽堂のスタッフ。多彩なママたちの集まりです。

今ではこのコンサートの顔となっているフライヤーデザインやキャッチコピーは
中村のりこさん(版画家) http://www.hangakan.net/
が製作しました。
表面のピアノやバイオリンなどは彼女の木版画作品です。

フライヤーデザインでは
今はクリエイターとして舞台や絵本製作でも活躍中のわだかよさんも
第1回の製作の時から、フライヤー全体の構成を担当。
なみちゃんのかわいい挿絵も彼女の作品です。
(当日のアンケートのお礼に差し上げているポストカードも!)
また、コンサート当日は毎回記録係として活躍してくれます。

そして、印刷部数や平置きの場所、各所の掲示板、などを調査。
実際にお願いに行ったり、補充に行ったりするのは、
実働部隊(笑)のスタッフたち。
寒い日、暑い日、雨、風、雪・・・
どんな時も一生懸命に動いています!体力勝負です。

そしてそして、スタッフ全員が手持ちでフライヤーを持ち歩き、
知り合いやお友達にも手渡しで宣伝しています。
コンサート前に「行きたいけどまだチケットもってない」という時は、
スタッフに声をかけてみてください。
バッグからサッと出てくるかも?!



今回は宣伝方法の一つ、フライヤーについて書きましたが、
方法は他にもあります。
インターネットやSNSなどでの発信、まだまだ時代に追いつけていませんが、
少しずつ広げていけたらと思っています。



いろいろな場面で力を発揮している鎌倉楽堂のメンバーは

「 縁 の 下 の 力 持 ち 」


2017年6月12日月曜日

ピアノの引越し

こんにちは!
皆さん、お元気でしょうか?
あっという間に6月も半ば・・・時の経つのは早いですね~

さて、今日はピアノの引越しのお話です。
我が家のピアノ2台のうち1台は私が中学生の時、実家に来たピアノです。
(ン十年前ですね~)
中学生の時は武蔵野市(東京都)に住んでいました。
そのときから数えて今まで計6回移動しています。
そのうち、海外へ移動したのが2回。
3年前に日本→アメリカ、そして今年アメリカ→ドイツ
日本国内では関東圏内での移動だったし、日本だったので、
全く問題は起きませんでした。
住んでいた家も一戸建てか、集合住宅の1階、エレベーターのある6階など。。。
あ、エレベーターの無い2階に住んでいたときは、
クレーン車で吊り上げて、ベランダから搬入しましたが。
そして、アメリカに移動したときも、特に問題なく移動しました。

さて、今回。
アメリカ→ドイツの移動では、初めて色々なことがありました。

そもそも、海外へのピアノのお引っ越しは3年前が初めてで、
どのようにやるのか、とても興味がありました。
まず、本体部分を立てて、3本の足とペダルを取り外します。
日本国内搬送では、それを厚い布や毛布などで丁寧に包んで、
太いベルトでしっかり固定します。

海外への搬送では、ピアノは「美術品扱い」になるそうで、
国内搬送用とおなじような梱包のあと、
個々の楽器に会わせて木枠を組んで運びます。
日本→アメリカの時は画像がありませんが、そうでした。
(運搬業者さんは、日本もアメリカもドイツもピアノ専門の業者さんです。)

さて今回。
アメリカ→ドイツの引越し時は?

家からピアノを搬出!
(アメリカの家からの搬出風景)
キルティングのような厚い布(緑色)で包んでいます・・・が、
鍵盤の方だけですね(-_-;)


2ヶ月後、ようやく日通さんのドイツの倉庫に到着!
 (ドイツの倉庫到着時)
船で運ばれてきて、新たな傷がないか、壊れてないか、
持ち主立ち会いの下、確認しながら開梱していきます。
しっかり木枠が組まれていますね。
あれ?緑の布は???
見たところ、サランラップのようなものでぐるぐる巻きになっています。(゚д゚)
さすがアメリカ・・・


(木枠とサランラップをはがしたところ)
よかった。キルティングみたいな布あった(´。`)
布の固定はテープとサランラップ・・・



(家)

無事に着きました~、と言いたいところなんですが、
「無事」じゃないんです、これ。
わかりますかね~鍵盤の蓋がありません・・・

実は、倉庫でピアノを開梱した時、目の前で信じられないこと!が起きまして。
ピアノの蓋が「ばったーん!!」と床に落ちました。
あまりに信じられない光景に、時が止まりましたよ。
写真撮ることも忘れてた。
もちろん大きな傷が付きましたよ(T-T)
いま、修理中です。
そしてもう1カ所。奥の足に新たな大きな傷が付いていて、それも修理中。
修理のできあがりは今月末になる予定です・・・永い。

このピアノの搬送ひとつとっても、お国柄がはっきりわかります。
良いか悪いかは別として、
日本(人)は過剰じゃないか、というくらい丁寧だし
とても一生懸命だし、プロフェッショナルだし・・・
何事も100パーセントを目指している感じが伝わってきます。
何かあったら大変!!だから無事に引き渡すまでたいせつに!慎重に!
その点、アメリカは60%、ドイツは80%
何かあったら・・・しょうがないじゃん!私のせいじゃないし。
そんな感じです。
(「ごめんなさい」は絶対に言いません)

でも!ここはマイスターの国。
修理の仕上がりが楽しみです。