2016年1月29日金曜日

コンサート作り ~舞台編~

初回のコンサートから、手探りで作ってきました。

今回は実際の舞台づくりについて・・・
舞台の構成を作り上げるためにはいくつかの手順があります。
1.プログラムに沿って、流れを作る
2.大体の流れが決まったら、解説等の台詞を入れ込む
3.台詞に合わせて振付を考える
4.曲と台詞で全体のリハーサル
5.照明や立ち位置、出入りの形態を決める
その時々で、準備の内容は多少異なりますが、
大体この手順で進めています。
まず基本となるのは、何といってもプログラム
プログラムが大体固まったら、そこから舞台づくりのスタートです。
各回のテーマに沿ってストーリーを作っていきます。
この作業は主に主要なスタッフが請負い、
言い回しなどのチェックを、演奏者とその道のプロの方にお願いします。
言葉が大体固まったら、我々のナビゲーター”なみちゃん”が、
自分の台詞に合わせて振付をしてひとまず完成。
本番約1週間前に行われるリハーサルで、
MC&歌の斎藤さんと共に、細かい修正を加えます。
そして当日、本番前のゲネプロの時に、
照明や背景、立ち位置等の決定をして、最終仕上げ。
 
そしてお客様をお迎えします。
この「みんなのクラシックコンサート」を始めるにあたっては
演奏者たちが過去に経験したコンサートを参考にし、
子ども向けに設定されたコンサートや、舞台に工夫がされたコンサートなど
色々なイベントを見に行った時には、その情報を共有しました。
その中から、自分たちも形を変えれば取り入れることができそうなことは、
積極的に取り入れて行こう、という姿勢で始めました。
スタッフや知人友人の意見、アドバイスも大きな力となっています。
2011年から今まで5回
回を重ねていくごとに、我々のスタイルが出来てきた気がします。
「みんなのクラシックコンサート」
だからこそできる空間を、大切にしていきたいと思います。

2016年1月12日火曜日

コンサート作り ~マナー編~

ご存知のとおり・・・
私たちは鎌倉楽堂はプロの集団ではありません。
出会いは我が子の通っていた幼稚園。
みんなお母さんたちです。
(演奏者はもちろんプロですし、スタッフの中には別の世界のプロの方も・・・)
 
ですから、1年かけて家事の合間に(笑)少しずつ準備を進めます。
第1回から来て下さっている方は分かると思いますが、
動かなかった『なみちゃん』が動くようになったり、
スタッフの動きが年々スムーズになったり・・・
毎回、みなさまからいただくアンケートの回答や、
知り合いからのアドバイス等々は、
厳しいお言葉も含め、私たちにとって大切なお声として受け止めています。
 
その中で、毎回スタッフの間で議論となるのが、
『こども、特に赤ちゃんの泣き声や叫び声について』
 
私たちは
乳児、未就学児もご両親と一緒に生の音楽に触れてほしい。
をこのコンサートの基本に置き、
プログラムの作り方等に心を配っています。
だからといって「こどもむけ」にはしたくない。
ですから、選曲はいつも演奏者が苦労するところです。
 
クラシック音楽の好きな大人の方が一人で来ても聴ける
ピアノやバイオリンを習っているお子さんが聴いても楽しい
クラシック音楽に馴染みの無い方が聴いても分かりやすい
 
そんなことを頭に置きながら、
選曲、プログラム作成しています。
 
おかげさまで、
『本格的な選曲だけど分かりやすくて、子供も楽しめた』
という内容のご感想を多数いただけるようになりました。
 
しかしやはり、
『あかちゃんの叫び声がうるさくて集中できなかった』
『乳児を入れないでほしい』
というお声が多いのも事実
 
演奏の途中で赤ちゃんの”ギャー”という声は、
確かに耳障りなものです。
コソコソ話す声、飴の包みを開ける音などと同じように雑音です。
でも、それ自体は仕方ないことだと思うのです。
口を塞いでやめさせるわけにはいきません。
 
ですから、赤ちゃんをお連れの方には、もしご自分の子が泣いてしまったら、
周りの方のご迷惑にならないように、
そっと近くの扉から出られるようなお席を優先してご案内しています。
でも・・・
 
そのお席は決して
『泣いていても騒いでいても座っていていい席』
ではありません。
 
このようにたくさんの方が集まる音楽のコンサートは
「 静 か に 聴 く 」 のが基本のマナー。
 
大人も子供もあかちゃんも一緒に楽しめるコンサート
だから
 
みんなのクラシックコンサート
 


あけましておめでとうございます

2016年
明けましておめでとうございます
本年もよろしくお願い申し上げます
 
* * * * * * * * *
 
去る2015年12月25日(金)
おかげさまで無事に
第5回みんなのクラシックコンサート
終了いたしました。
平日にも関わらず、たくさんのお客様にお越しいただき、
出演者、スタッフ一同、心より感謝申し上げます。