2016年1月12日火曜日

コンサート作り ~マナー編~

ご存知のとおり・・・
私たちは鎌倉楽堂はプロの集団ではありません。
出会いは我が子の通っていた幼稚園。
みんなお母さんたちです。
(演奏者はもちろんプロですし、スタッフの中には別の世界のプロの方も・・・)
 
ですから、1年かけて家事の合間に(笑)少しずつ準備を進めます。
第1回から来て下さっている方は分かると思いますが、
動かなかった『なみちゃん』が動くようになったり、
スタッフの動きが年々スムーズになったり・・・
毎回、みなさまからいただくアンケートの回答や、
知り合いからのアドバイス等々は、
厳しいお言葉も含め、私たちにとって大切なお声として受け止めています。
 
その中で、毎回スタッフの間で議論となるのが、
『こども、特に赤ちゃんの泣き声や叫び声について』
 
私たちは
乳児、未就学児もご両親と一緒に生の音楽に触れてほしい。
をこのコンサートの基本に置き、
プログラムの作り方等に心を配っています。
だからといって「こどもむけ」にはしたくない。
ですから、選曲はいつも演奏者が苦労するところです。
 
クラシック音楽の好きな大人の方が一人で来ても聴ける
ピアノやバイオリンを習っているお子さんが聴いても楽しい
クラシック音楽に馴染みの無い方が聴いても分かりやすい
 
そんなことを頭に置きながら、
選曲、プログラム作成しています。
 
おかげさまで、
『本格的な選曲だけど分かりやすくて、子供も楽しめた』
という内容のご感想を多数いただけるようになりました。
 
しかしやはり、
『あかちゃんの叫び声がうるさくて集中できなかった』
『乳児を入れないでほしい』
というお声が多いのも事実
 
演奏の途中で赤ちゃんの”ギャー”という声は、
確かに耳障りなものです。
コソコソ話す声、飴の包みを開ける音などと同じように雑音です。
でも、それ自体は仕方ないことだと思うのです。
口を塞いでやめさせるわけにはいきません。
 
ですから、赤ちゃんをお連れの方には、もしご自分の子が泣いてしまったら、
周りの方のご迷惑にならないように、
そっと近くの扉から出られるようなお席を優先してご案内しています。
でも・・・
 
そのお席は決して
『泣いていても騒いでいても座っていていい席』
ではありません。
 
このようにたくさんの方が集まる音楽のコンサートは
「 静 か に 聴 く 」 のが基本のマナー。
 
大人も子供もあかちゃんも一緒に楽しめるコンサート
だから
 
みんなのクラシックコンサート
 


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